皆さん。まず〜いコーヒーというとどんな味を思い浮かべますか?
僕はウゲェ〜って感じの嫌なエグみや雑味、キョェーって感じの尖った酸味のあるコーヒーをマズいと感じます。
お家でハンドドリップをしてると、たまに失敗してそんなコーヒーが出来上がったりしますよね、、
後味の重〜いエグエグコーヒーができた日には、その日の気分も憂鬱になってしまいます。
しかし!!
普段のハンドドリップの工程に、たった一つ手間を加えるだけで!!
嫌なエグみや雑味を抑えたスッキリとしたコーヒーに仕上げることができます!
その名も!!
微粉除去〜(ドラえもん風)
コーヒー豆の微粉は苦味や雑味を構成する部分になるので、それを取り除こうというわけですね。
というわけでその方法を説明していこうと思います。
こんな人にオススメ
- スッキリとしたコーヒーが飲みたい
- コーヒー豆が古くなってエグみがひどい
- 毎回淹れるコーヒーの味が変わる(味が安定しない)
微粉を除去する方法
微粉除去をするにあたって一つだけ用意するものがあります。
茶こしです!100均に売ってます。
コーヒー豆を挽いたら、茶こしを使って微粉を取り除いていきます!
僕の場合はコップにセットしてやってます。
・コーヒー豆を若干多めに挽く(1杯に対し1g~2g多め)
というのも茶こしを使って濾すので、細挽きだとほとんど残らい可能性があるのです。
その他にもスッキリ飲むなら中挽き以上がオススメだからという理由もあります。
多めに引くのは微粉が出る分、分量が減るからです。
【1】茶こしをセットして挽いた豆をいれます。
【2】濾していきます
【3】終わりです。
これだけです。
たったこの工程を淹れるだけで、スッキリとしたクリアな味のコーヒーになります。
微粉を除去したコーヒ豆と、微粉を見比べてみると
微粉を除去したコーヒー豆
微粉
こんな感じです。
たんまりとれました(嬉)
当たり前ですが全然違いますね。
ちなみにですが微粉は取っておくと消臭としても使えます。
微粉除去したコーヒー飲んでみた
まずこちらが微粉除去をして淹れたコーヒーです。
色などは特に変化はありません。
味は狙い通り、嫌なエグみや雑味はなく、スッキリとしたクリアな味でした!
かといって味が出てないということもありません。
最強に飲みやすいです!
飲んでみると分かりますが、別物のように味が違います。
味も安定しやすいのが特徴で、ハンドドリップで毎回味が変わってしまう〜みたいな人(僕)にもオススメです。
エグ味が出にくいのでわりと雑に淹れてもスッキリした美味しいコーヒーが出来ます。
微粉はなぜエグみの元になりやすいのか
これは微粉ができる背景に答えがあります。
コーヒー豆を挽くときはコーヒーミルを使いますが、仕組みとしてはミルには刃がついており、その刃によってコーヒー豆をカットしている訳です。
しかしカットされずにすり潰されてしまうものが微粉になります。
なぜ擦り潰れてしまうのかというと、これは焙煎時のムラによるものが大きいです。
焙煎とは、コーヒー豆に熱を当てて乾燥させる行為なのですが、どうしても豆の外側の方が熱を受けやすく、中心部に比べより焙煎された状態になることが多いようです。
なので外側の方が豆自体が脆く、擦り潰れてしまうというわけです。
すなわち微粉は、焙煎が進んでいることや、擦り潰れて細かい状態のため、苦味やエグみが出やすいのです。
微粉だけでコーヒー淹れてみた
一応比較ということで、微粉だけでコーヒーを淹れてみました、、笑
苦味やエグみの元と言われる微粉ですが、実際どうなのでしょうか!
飲んでみると味はもう苦味とエグみの集合体でした、、、
これはまずい。
とてもじゃないけど1杯飲むのはきついです。
冒頭にでてきたまさにウゲェ〜な状態。
そりゃ微粉除去したらスッキリしますわな〜と納得でした。
微粉は悪なのか?
たしかに苦味、エグみ、雑味の元となる微粉ですが、それは悪なのでしょうか?
全て取り除いた方が良いのか?
ということですが結論から言うと、人それぞれじゃ〜い!!
というのも苦味、エグみ、雑味が全員に該当して悪ではないからです。
それらもコーヒーを構成する要素の一つです。
なのですべての微粉を除去することが「良いコーヒー」というわけではないので注意しましょう。
微粉除去をするとスッキリとしたコーヒーになりますが、逆にスッキリしすぎて面白くない。というのも分かります。
なのでどのくらい微粉を除去するか?という調整を自分に合わせて行うのがベストだと思います。
卵かけご飯も、均等に卵に醤油を混ぜるより、食べる直前に無造作にかけた方がうまいじゃん?
そんな感じ。(適当)
まとめ
いかがだったでしょうか?
微粉を取り除くだけで「こうも味が違うか!」と初めて試したときは衝撃的でした。
手軽にスッキリしたコーヒになるので是非試して見てください!
ちなみに僕は茶こしを使いましたが、専用のものもあるようです。