大半の人が、「やりたい事を仕事にできたらどれだけ楽しいだろうか」と考えているにも関わらず、実際にやりたい事をやっている人間はあまりいません。
というのも、そもそも「自分のやりたい事」を真剣に考え、やりたい事を見つける事が出来た人間が少ないのです。
私自身、学生時代には何もやりたい事がなく、やりたい事がある人間をとても羨ましく思っていました。自分にはやりたい事なんてないし、興味のあることもイマイチ思い浮かばない…「学生卒業とともに私の人生は終わりだ」と本気で思っていました。
それから数年間はやりたくない興味のない仕事に就き、死んだまま生きているような生活を送っていたのですが、「自分の人生を取り戻そう」と真剣に人生について考えるようになり、ようやくやりたい事が見つかったという状況です。つまりやりたい事を見つけるまでに3〜4年はかかりました。
暗闇の中から自分のやりたい事を見つけるのには、それだけ時間のかかることなのです。
ではやりたい事が見つかるまでは、今の興味のない仕事を続け、死んだまま生きているような環境に居続けなければならないのか?というと、その答えはNOです。”死んだまま生きているな”という自覚があるならば、一刻も早く環境を変えるべきです。
やりたい事を見つけるためのポイント
私はやりたい事を見付けるまでに3〜4年かかったと先述しましたが、これはただ闇雲に手探りで探していたからに他なりません。
きちんとやりたい事を見付けるためのポイントを押さえて考えれば、人によってすぐにでもやりたい事が見つかります。
やりたい事を見付けるための方法を知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しているのでご参考ください。
絶対にやりたくない事について考えてみる
やりたい事の見つけ方を紹介しましたが、物理的に経験が足りない人や、世の中の様々な仕事についてまったく知識がない人に関しては、残念ながらすぐにはやりたい事は見つかりません。
結局のところ自分の中に選択肢がなければ、選ぶ事ができないのと同じ理由です。
では、やりたい事が見つかるまで、今の環境に身を起き続けなければいけないのか?というと、それは大変時間の無駄であり、ストレスのかかることなのでオススメしません。
そんな時は考え方を変えてみるのです。
やりたい事は思い浮かばないけれど、やりたくない事はいくらでも言えるような気がしませんか?
私の場合は、自分の気持ちに嘘をつかねばならないような仕事は絶対にしたくありませんし、残業が多くて自分の時間が使えないような仕事も絶対に嫌です。正直あげればキリがありません…笑
このようにやりたくない事について、思いついた事から片っ端にノートに書いてみてください。
最初は深く考えずにとにかく、書き出す事が大切です。
ある程度やりたくない事リストが出来たならば、その中で絶対にやりたくない事を色ペンなどで囲っていき、改めて絶対にやりたくないリストとしてまとめましょう。
やりたくない事を書き出す事で、この条件に当てはまる仕事ってなんだろう?と考える切り口が見つかります。そうやって考えていくうちに、廻り回ってやりたい事が見つかる事もあります。
また、やりたくない事をやらないというだけで人生のストレスは大幅に解消されるものです。そうして転職した仕事の場合、ものすごいやる気と充実感に満ちた生活とまではいかなくとも、死んだままいきているような絶望感からは解放されるはずです。
その心の余裕がとても大切で、本当にやりたい事を見つけるまでの猶予期間として、のびのびポジティブな気持ちで、自分の人生を考えることができます。そうした余裕があった方が「やりたいと思ってたけどイメージと違った…」というような失敗もしにくいです。
何故やりたくないのか?まで考える
絶対にやりたくない事リストを作った後に、何故やりたくないのか?という所まで考えられるかどうかが、やりたい事を見つけるためにも非常に大切です。
例えば
「絶対に残業だけはしたくない」→「なぜ」→「自分の時間がとれないと無理」
という場合
つまりは自分の時間がとても大切な人間であると言えます。
しかしここまで考えずに単純に「残業のない会社」という部分だけで会社選びをしてしまうと、残業はないけれど接待や飲み会が多く自分の時間がとれないという本末転倒な結果になってしまいかねません。
解決策を間違えてしまわないためにも非常に大切なことなのです。
またこうしてやりたくない事について深掘りをしていく事で、自分自身への理解も深まります。
やりたい事をみつけるには自分自身を理解する必要があるとという部分でもそうですが、自分自身を深く理解することは今後の人生においてものすごい財産にもなるのです。
つまりは自分を理解することから自分の人生が作られていきます。
深掘りして考えていくことは少し面倒でもありますが、今やりたい事がなく人生に悩んでいるならば、頑張って考えてみてください。
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