接客業を辞めてから数年が経った今でも「接客業だけはもう二度とやりたくない…」と思ってしまいます。
接客業に勤めていた友人知人も同じように「もう接客業だけは無理…」と拒絶してしまう人は多い気がします。
それだけ接客業は好き嫌いの別れる仕事と言えるかもしれません。
この記事では接客業の何がそんなに嫌だったのか、当時を振り返りながら綴っていこうと思います。
目次
もう二度と接客業をやりたくない理由
襲いかかる理不尽が地獄のストレス
接客業の地獄とはつまりは面倒臭いお客さんの相手に他なりません。
- 理不尽クレームおばさん
- ワガママ高圧おじさん
- とんでも要求ファミリー
思い出すだけでも殺意が湧いてくるような、恐ろしく面倒臭いお客さんの相手を毎日ニコニコ笑顔で対応しなければいけません。
とんでもない理不尽な要求に対して、拒否をすると逆ギレで手に負えなくなるなんてこともしょっちゅうです。
言葉も通じず一方的に意見を叫び散らしてくるので、他のお客さんの迷惑にもなりますし、SNSにめちゃくちゃな事を書かれるリスクなど、結局スタッフは泣き寝入りで謝罪をしてサービスまでせざるを得ないなんてことも。。
もう二度と接客業をやりたくない理由として一番多いのが、こういった面倒臭いお客さんの対応をしなければいけないという事だと思います。
プライベートの不自由さ
接客業のようなサービス業は基本的に土日祝日は働かなければいけないので、シフト制で平日休みのところがほとんどです。
休みの曜日も毎週変わりますし、正社員の場合はアルバイトのシフト希望を優先してあげたりするので、いつ休めるかという見立てが全くたたないんですよね。希望休も休める保証がありませんし。
つまり休みの日の予定がとても立てづらく、趣味の習い事とかも全くできませんでした。
おまけに10時間労働はデフォルトで、そこから残業…みたいな所も多く、仕事の日は仕事だけして終わるなんて事もざらです。
このプライベートの充実させにくさも接客業を二度とやりたくないと思う理由の一つだと思います。
接客に飽きる
接客が好きな方は接客に飽きてしまうことは少ないかもしれませんが、私は数年で接客に飽きてしまいました。
接客でどれだけお客さんに満足していただいても、実際のお給料や評価にはほとんど関係がありません。
もちろん喜んでいただける事は何よりも嬉しい事ですが、それだけで何年もモチベーションを維持するのは大変難しいことだと思います。
それにほどほどの知識と経験があれば、お客さんに迷惑をかけることなく接客することができてしまうため、それ以上の接客を目指そうという発想もなかなか起きないのです。
つまり惰性で接客をしても成り立ってしまう…。
そりゃあ飽きますよね…。
スキルアップをする必然性がない環境にいれば当然惰性になってしまいますし、そこに刺激がないのは明白です。
よほど商品や人と接するのが好きでないと、なんとなく現状維持が続いて飽きてしまいやすい環境にあると思います。
転職をしたらもう戻る気がなくなった
私は接客業から広告の提案営業に転職をしましたが、接客業にもどりたいという気持ちはまったく湧きませんでした。
考える楽しさ
転職をしてから自分で考える仕事が多くなりました。
「どう提案したら響くだろうか」
「どんなユーザー層に刺さるか」
「過去の傾向を分析〜改善案」
接客業とは違い、「自分でお客さんを選べる」、「自分で商品を作れる」、「効果測定・検証」など、自分であらゆる事を組み立てて仕事ができるので、それだけやりがいも感じられます。
また目標も明確で、自分自身の給料や評価にもダイレクトに影響するので、考えざるを得ないという環境もよかったです。
土日祝日が休み
これは人それぞれだと思いますが、私は土日祝日が休みになってからかなりプライベートの充実度は上がったと思います。
予定が立てやすく、友人とも都合が合いやすいです。
有給を使えばまとまった連休もとれるので、旅行にもいきやすいです。
その分どこに行くにも混むというデメリットはありますが、不定休だった頃はそもそも予定もいれれなかったので、全然土日休みの方が良いなという感想です。
「接客やりたくないかも」→転職してみると良いよ。
「もう接客やりたくないかも」と思ったら、とりあえず転職してみると良いと思います。
仮に転職をして「やっぱり接客業がやりたい」と思い直しても、ぶっちゃけ接客業にはいつでも戻ってこれると思いますよ。
別の業種を経験してみることで、今まで感じられなかった自分の思いを感じれらたり、より自分のやりたい事や向いている事も明確になります。
当然別業種の経験やスキルも身につくので、今後の人生の幅を広げる上でもオススメだと思います。
まずは向いてる仕事だけでも知っとくと良いよ
いきなり転職と言われても、やりたい事もわからないし、何からすれば良いかわからないという人も多いと思います。
そういう方はまず、自分がどんな仕事に向いているかを診断してみてはいかがでしょうか。
リクルートの提供しているグッドポイント診断は、自分の強みや長所を基に適職を無料で診断してくれます。
自分がどんな仕事に向いているか知る事で、転職へのイメージも膨らんでいきますし、自己分析ツールとしてもとても優秀なので、一度は必ず診断して起きましょう。
「もう二度と接客業はやりたくない!」と思ったら、転職を考えてみるのも一つの手だと思いますよ。
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